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APARTMENT [ TOKYO 2027年 ]

G&WⅠに続いて近隣に計画された共同住宅です。ここでも伊藤博文公にあやかりこの建築のデザインの糸口を得ています。伊藤博文公が山口県の出身であることから、県木である赤松をエントリーの天井材料として採用しました。道路からエントランスに向うトンネル状の通路は、遠近法による視覚効果を狙い天井の高さを段々に変化させています。また、採用した木製の天井材は幅や厚さをランダムに配置しています。これらのデザインは入居者を招き入れながら天井に視線を集め、壁面を照らす照明の効果と相まって高揚感と楽しさを演出します。
外観では窓を可能な限り大きく計画しました。天井一杯に穿たれた窓は開放感をより多く獲得し、住環境を向上させながら地域へも開かれることを発信しています。この窓形態は地域と繋がりたいという想いの表出でもあります。小さな建築ですが表情豊かなファサードは画一化された巷の共同住宅の中にあって、独特の存在感を示しています。