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APARTMENT [ TOKYO 2026年 ]

計画地はかつて伊藤博文公がこの地に住まい、今も近隣には墓所があります。初代内閣総理大臣であることは誰もが知るところであり、近代日本の礎を築いた方でもあります。墓所は今でも史跡として指定されこの地域で守られています。そのような謂れのある地に計画された共同住宅です。計画では伊藤博文公から国会議事堂を連想しデザインに投影することを試みています。
エントランス廻りの床には黒御影石を敷き詰め、壁面には磨いたボーダー石を象嵌し、石積を想起させながら議事堂の重厚なイメージにつながることを目論んでいます。真っ白な床、壁、天井に黒い差し色と化粧打ち放しがスタイリッシュにデザインされています。また、キラキラと輝くボーダーは入居者を建物の奥へ奥へと導いてくれます。外観の真っ白なシルエットに縦縞を配したマッシブな形態は、路地の入口を明示するアイコンとなります。リズムを刻むファサードは狭い通りに潤いや楽しさを与え、夜になると街路に家々の明かりがこぼれ帰宅の道に安らぎと安心感を与えてくれます。