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N-HOUSE

[ TOKYO 1999年 ]

細い私道の突き当りに旗竿敷地がぶら下がるようにぽっかりと残されていました。周囲は建売住宅などが密集し、長く空き地の状態になっていたためか、窓や物干しが空き地に向けて設けられており、プライバシーを確保することが難しく感じられました。ここでの生活を考えた時、周囲の目を気にすることなくいかに暮らすかが課題となりました。隣地の建物に対しては外壁と塀により視線を制御し、プライバシーが守られた中庭を計画しました。中庭は隣地の建物のわずかな隙間を利用し、眺望と開放感を獲得した伸びやかなスペースになっています。各室がこのスペースに面して設けられ、各階をスキップフロアとする事で視線や空間の変化を獲得しながら、隣の屋根越しに眺望や採光を獲得しています。厳しい環境のなか、屋外のアクティビティも可能にしながら豊かな環境を獲得しています。