完全分離タイプの二世帯住宅です。内部のコネクションドアにより往来を可能にしながら、独立した生活を目指しています。1階は親世帯のスペースとして計画され、敷地が道路より1メートルほど高くなっていますが、道路からのアプローチ、玄関や浴室を含め段差をなくした計画となっています。また、建具は引き戸を多用し車椅子の使用にも備えた計画となっています。2階はお嬢様が住まわれるスペースとして計画され、外部からの視線に対するプライバシーの確保と、健康被害の原因の排除が重点的に施されています。道路に面する開口は小さくし計画されていますが、ハイサイドライトや中庭を設けることにより、開放的な空間を獲得しています。